Pimco最高経営責任者、市場はフランスに『重大なシグナル』を送っていると発言 アナリストは債務危機ではないと指摘
Pimcoの最高経営責任者エマニュエル・ロマン氏はル・モンドに対し、市場はフランスに重大なシグナルを送っていると語る一方、BNPパリバのエコノミスト、ステファン・コリアック氏はフランスは債務危機に直面していないと述べた。
要点
- Pimcoの最高経営責任者エマニュエル・ロマン氏は10月7日、ル・モンドに対し、市場はフランスに重大なシグナルを送っており、状況は深刻だと述べた。
- ロマン氏は、フランス国債への投資を引き揚げてはいないが、増やしてもいないと述べた。
- BNPパリバの上級エコノミスト、ステファン・コリアック氏はサウスチャイナ・モーニング・ポストに対し、『短く言えば、ノーだ。これは債務危機ではない』と述べた。
- SCMPは、フランスの10年債利回りとドイツのスプレッドが、ユーロ圏危機以来見られなかった水準に達したと報じた。
- SCMPは、フランスの実効金利が2%をわずかに上回っており、上昇する市場利回りより低いと報じた。
資産運用会社Pimcoの最高経営責任者エマニュエル・ロマン氏は、10月7日に公表されたル・モンドとのインタビューで、市場はフランスに重大なシグナルを送っており、状況は深刻だと述べた。ル・モンドは、同氏がフランスの財政赤字の悪化と政治的不安定について警告したと報じた。インタビューによると、ロマン氏はフランス国債への投資を引き揚げてはいないが、増やしてもいないと述べた。
サウスチャイナ・モーニング・ポストは10月7日、フランスの借入コストが最近急上昇したにもかかわらず、フランスは債務危機に直面していないとアナリストらが述べたと報じた。同紙によると、この急上昇により、フランスの10年債利回りとドイツのスプレッドはユーロ圏危機以来見られなかった水準に押し上げられた。SCMPによると、BNPパリバの上級エコノミスト、ステファン・コリアック氏は『短く言えば、ノーだ。これは債務危機ではない』と述べた。
SCMPは、フランスの実効金利(同国が債務に対して実際に支払う平均金利)が2%をわずかに上回っており、上昇する市場利回りより低いと報じた。同紙によると、アナリストらは将来の不確実性が残っていると警告した。SCMPの報道はまた、フランスの政治的行き詰まりにも言及した。
2つの報道は力点が異なる。ル・モンドはロマン氏が状況を深刻だと表現したと報じ、SCMPはアナリストらが冷静さを促したと報じた。両報道ともフランスの借入コスト上昇に言及した。ル・モンドはロマン氏が政治的不安定を挙げたと報じ、SCMPは政治的行き詰まりを挙げた。
背景
債券利回りとは、投資家が政府に資金を貸す際に求めるリターンである。利回りが高いほど、政府は借り入れにより多く支払うことを意味する。フランスとドイツの10年債利回りの差は、投資家がドイツよりもフランスにどれだけ多く金利を求めるかを示す指標である。SCMPは、この差がユーロ圏危機以来見られなかった水準に達したと報じた。
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